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【コピー機(複合機)のよくある故障・トラブル】原因と対処法を徹底解説

2024.06.21

複合機

業務中にコピー機(複合機)を使用しようとしたところ「昨日まで問題なく印刷できていたのに印刷が始まらない・用紙に汚れがついてしまう」など、突然不具合が発生するケースがあります。中には急ぎの印刷物や大事な資料を印刷したいタイミングで故障・トラブルが発生してしまい、早急な対処が求められる場面も多々あります。実はコピー機(複合機)で発生するトラブルには、修理業者のメンテナンスが必要なトラブルと社内での対処によって改善される簡単なトラブルがあります。
そこで今回、業務用コピー機(複合機)でよく発生する故障・トラブルの原因とその対処法を徹底解説します。

紙詰まりが起こる主な原因4つと対処法について解説します。

湿気が多い

湿度の高い季節や湿気が多い環境では、用紙が密着して複数枚引き込まれてしまう・コピー機(複合機)本体が壊れやすくなるなど紙詰まりが発生しやすくなります。そのため、推奨されているコピー機(複合機)の湿度15~80%に適した場所にコピー機(複合機)を設置しましょう。また、用紙カセットに乾燥剤を入れる・空調で室温を調整してからコピー機を稼働させるなどの湿度対策を講じましょう。

セットしている用紙枚数が多い・少ない

給紙トレイにセットしている用紙枚数が多すぎる・少なすぎる場合、紙詰まりや用紙がうまく搬送できないなどのトラブルが発生しやすくなります。給紙トレイを確認し、用紙が数枚しかセットされていない・給紙トレイの上限に近い枚数がセットされている場合は用紙の量を調節してください。

紙片が残っている

用紙を無理やり引っ張るなどの原因により、用紙が破れて破片が内部に残ってしまい、紙詰まりが起こるケースです。コピー機(複合機)のパネルに表示されている紙詰まりを起こしている場所を確認し、ゆっくり丁寧にローラーなどを動かしながら取り除いてください。

ローラー部分が汚れている

直接用紙があたるローラー部分は、ほこりや繊維などの汚れがつきやすいため摩擦が発生し、紙詰まりを起こすケースがあります。メーカーの公式サイトなどからローラーの清掃方法を確認し、定期的に掃除することをおすすめします。ただし、清掃方法を誤るとコピー機(複合機)の故障や部品を劣化させる恐れがあるため、ご不安な方は修理業者にメンテナンスを依頼しましょう。

複合機のトレイ

印刷が始まらない主な原因4つと対処法を解説します。

印刷データが溜まっている

複数の社員が一斉に印刷指示を出す・印刷データが大きいものを印刷する・FAXの接続が長引いているなどの理由により印刷データが混みあって印刷できないケースがあります。パソコンより印刷内容や印刷順序を確認しましょう。

印刷待ちの項目一覧 確認方法(Windows10)
1. 左下のスタートボタンより「 設定 」 ⇒「  デバイス 」 ⇒「  プリンターとスキャナー 」をクリックしてください。
2. 一覧から対象のプリンターを選択し、「 キューを開く 」をクリックして印刷内容・印刷順序を確認してください。

印刷待ちの項目一覧 確認方法(Windows11)
1. 左下のスタートボタンより「 設定 」⇒「 Bluetoothとデバイス 」⇒「 プリンターとスキャナー 」をクリックしてください。
2. 一覧から対象のプリンターを選択し、「 印刷キューを開く 」をクリックして印刷内容・印刷順序を確認してください。

プリンタードライバーの設定が正しくない

Windowsのアップデートなど何らかの原因により突然プリンタードライバーの設定が変更されるケースがあります。用紙サイズや機種、IPアドレスが正しい設定になっているかパソコンの印刷設定を確認しましょう。

結露が発生している

コピー機(複合機)は寒さや湿気に弱い機械です。冬の寒い時期に朝一番で印刷しようとしても印刷がはじまらないといったトラブルは、結露が原因となっているケースがほとんどです。結露は空気中の水分が急激に冷やされたり温度差によって発生する水滴のことで、暖房を入れて暖かくなった室内と気温が低い室外との温度差により、機械内部に結露が発生しやすくなります。機械内部に発生する結露は機械本体の電源を入れてしばらく時間をおくことで解消され、その後は通常通りコピー機(複合機)を使用できるようになるため、時間をおいて再度お試しください。

ケーブルの挿し間違え・抜けている

何かの拍子でケーブルが抜けてしまう・抜けたケーブルを誤った箇所に挿し直しているといったケースもあります。一度ケーブルの挿入箇所を確認しましょう。

印刷した文字が全体的に薄い・かすれている主な原因と対処法を解説します。

*ドラムカートリッジ・現象ユニットに問題がある

レーザープリンター(レーザー複合機)のトナーを用紙に転写するための部分であるドラムカートリッジは、長期間使い続けているうちにドラムが劣化したり汚れたりします。そのため、印刷した文字や画像がにじむ・白抜けする場合はドラムリフレッシュを、トナーの残量が十分あるにも関わらず印刷した文字や画像が薄れる・かすれる場合は現像リフレッシュを行いましょう。また、色ずれや色合いが気になる場合は自動で色ずれ調整してくれるキャリブレーションを行いましょう。※メーカーによって基本機能が異なるため、ドラムカートリッジの機能がついていない場合もあります。
上記で解消されない場合、ドラムや現像ユニットの寿命が原因である可能性が高いため、修理業者に交換を依頼しましょう。

用紙が湿っている

用紙が湿っているが原因で印刷した文字がかすれる・ぼやけている可能性があります。一度、用紙の状態を確認し、湿っている場合は用紙を交換しましょう。また、湿気の溜まりやすい場所や直射日光に当たる場所を避けるなど、用紙の保管場所にも注意しましょう。

トナー

用紙が汚れてしまう主な原因と対処法について解説します。
スキャン・コピー・FAXした用紙に黒い線や点のような汚れがついてしまう場合、原稿ガラス・読み取りガラス・自動原稿送り装置(ADF)に修正液やインクなどの汚れがついている可能性があります。メーカーの公式サイトより清掃方法を確認しガラス面を清掃しましょう。また、インクを用紙に押し付けて印刷するためのローラー部分であるドラム(ドラムカートリッジ)の不具合により汚れがついてしまう場合は、修理業者にメンテナンス依頼する必要があります。

印刷した用紙にしわが入ってしまう主な原因と対処法について解説します。
トナーカートリッジや用紙が正しくセットされていない場合や湿度の高さが原因により印刷した用紙にしわが入るケースがあります。トナーカートリッジの再装着や用紙の再セット、手差しトレイの用紙ガイドの再設定を行いましょう。また、乾燥材や空調を利用して湿度対策も行いましょう。

異音がする主な原因と対処法について解説します。
コピー機(複合機)の動作時に「ガガガガ」「キュルキュル」「ガタンガタン」「ゴォォォ」など聞き馴染みのない音が聞こえてきた場合、パーツの劣化や故障が原因の可能性があります。修理業者にメンテナンス依頼を依頼してください。また、依頼時には「どのような音・どのような動作をするとどの辺りから異音が聞こえてくるか」など状況説明をして頂くとメンテナンス対応がスムーズになります。

従業員のイメージ画像

ソニックスで複合機を入替えて頂いたお客様の事例を一部ご紹介します。

導入事例1

サービス)複合機 / 拠点間VPNの構築 / サーバー / インフラ関係の一括保守サポート
効果)安定した稼働 / 窓口の一元化

導入事例2

サービス)複合機の入替え / 回線の契約先変更
効果)業務効率の向上 / 窓口の一元化

以上、業務コピー機(複合機)でよく発生する故障・トラブルの原因とその対処法を徹底解説しました。

― 紙詰まりが起こる原因と対処法
― 印刷が始まらない原因と対処法
― 印刷した文字がかすれている原因と対処法
― 印刷した用紙が汚れてしまう原因と対処法
― 印刷した用紙にしわが入る原因と対処法
― 異音がする原因と対処法
― 複合機の入替え・導入事例

コピー機(複合機)の故障・トラブルは社内で対処し改善されるケースもありますが、コピー機(複合機)内部のメンテナンスや修理など修理業者でないと原因の追及・対応ができないケースや製品機器の寿命が原因のケースもあります。また、無理に社内で対処しようとして逆に悪化させてしまう危険性もあるため、今回ご紹介した原因・対処法で改善されない・対応に不安を感じる場合は無理をせず、修理業者にメンテナンス依頼することを推奨します。
ソニックスではお問い合わせ頂いた不具合・故障の対応はもちろんのこと、メンテナンス担当者が定期的な訪問で清掃・メンテナンス対応を行い、コピー機(複合機)をきれいに・長く使用頂けるようサポートしております。また、新規導入や買い替えもご案内しておりますのでコピー機(複合機)のお困り事やお悩み事がございましたら、お気軽にソニックスにお問い合わせください。


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