インターネットを利用する中でこれまでにWi-Fiが接続エラーになったり、Wi-Fiは接続しているのにインターネットが繋がらなかったりした経験があると思います。特に直近まで接続できていたのに突然繋がらなくなった場合「何が原因でどのような対処が必要なのか分からない」とお困りになる方も多いのではないでしょうか。
今回はWi-Fiやインターネットが接続エラーを起こした場合に考えられる原因と対処法についてご紹介します。
まず、Wi-Fiやインターネットが繋がらない場合に最初に確認すべきことについてご紹介します。
Wi-Fiやインターネットに繋がらなくなる原因は大きく分けて「*デバイス」「Wi-Fiルーター」「プロバイダーや回線」の不具合が考えられます。原因を切り分けるために、まず「接続なし」と表示されたデバイスや接続に失敗したWi-Fiルーター以外の端末で試した場合、接続状況がどうなるのかそれぞれ確認しましょう。もし「接続なし」と表示されたデバイス以外で繋がった場合はデバイス側に問題がある可能性があり、逆に失敗したWi-Fiルーター以外で繋がった場合はWi-Fiルーター側に問題がある可能性があります。
また、もしそれぞれ試してみても接続できない場合はプロバイダーや回線に問題がある可能性があります。
*デバイス
パソコン・タブレット・スマートフォンなどの端末とそれらを接続して使う周辺機器の総称。
次に、繋がらない原因がWi-Fiルーターだった場合の具体的な原因をご紹介します。
Wi-Fiに接続しインターネットを使っている最中に突然接続が切れてしまった場合はルーターのフリーズによる原因の可能性があります。
Wi-Fiルーターには1台に同時接続できる台数の制限があり、台数の上限を超えた場合は接続できなくなります。また、接続台数が最大接続台数を超えていない場合でも一定数を超えた台数が接続されていると機器に負担がかかり接続しづらくなることがあります。
※最大接続台数は製品によって異なります。
Wi-Fiルーターの本体寿命は一般的に4.5年が目安とされています。すでに5年以上経過している場合は本体寿命が原因の可能性があります。
Wi-Fiルーターを配置している近くに電波に干渉するような電化製品が置いてある、配線が緩んでいる・抜けている、差し込み口を間違えている可能性があります。また、接続設定が誤っている・リセットされている可能性があります。
次に、繋がらない原因がデバイスだった場合の具体的な原因についてご紹介します。
機内モードがオンになっている場合、Wi-Fiなどの無線機能は自動的にオフになりインターネットへの接続ができなくなります。そのため繋がらないデバイスの機内モードがオフになっているか確認しましょう。
何らかのタイミングで別のネットワークに繋がってしまい、Wi-Fiに接続するためにネットワーク設定が間違っている可能性があります。
次に、繋がらない原因がプロバイダーや回線だった場合の具体的な原因についてご紹介します。
プロバイダーや回線の設備トラブルなどで通信障害やサーバーメンテナンスが実施され、一時的に接続できなくなっている可能性があります。また、利用料金の支払い忘れや口座の残高不足による利用料金の未納で停止されている可能性があります。
最後に、Wi-Fiやインターネットに繋がらない場合の対処法についてご紹介します。
【 再起動する 】
Wi-Fiルーターは基本的に電源をつけたままにしておく機器のため熱がこもりやすいです。フリーズなどの不具合が起こる可能性があるため、一度電源を落とし1分ほど経ってから再度電源を入れてください。
【 配線・接続設定の確認 】
LANケーブルが正しい箇所に差し込まれているか、抜けていたり緩んでいたりしないか確認しましょう。また、接続設定がリセットされている・間違っている可能性があるため再度接続設定を試してみましょう。
【 買い替える 】
ルーターの最大接続台数が超過している・本体寿命が経過している場合や万が一改善されない場合はルーターの買い替えを検討しましょう。
【 再起動する 】
再起動することで改善される場合があります。まずはデバイスを再起動してインターネットに接続できるか確認しましょう。
【 Wi-Fiを再設定する 】
繋がっているWi-Fi接続をリセットし、再度繋ぎたいWi-FiのSSIDとパスワードを確認してデバイスにWi-Fiの再設定を行いましょう。
【 周波数を変更する 】
Wi-Fiルーターは*2.4GHzと*5GHzのそれぞれ異なる特性を持つ2つの周波数が使われており、大体のルーターは2.4GHzと5GHzそれぞれに別のSSIDが設定されています。うまく繋がらない場合は接続する周波数を変えることで復旧する可能性があります。
*2.4GHz
障害物に強く、部屋の隅々まで電波が届きます。しかし、一部の電化製品から電波の影響を受けるため繋がりにくくなるケースがあります。
*5GHz
電化製品から電波の影響を受けることはありませんが、電波の直進性が強いため障害物の影響により電波が届かないケースがあります。
【 Bluetoothを切る 】
Bluetooth通信を使うワイヤレスフォンや電化製品を使用している場合、電波機能を切ることで復旧するケースがあります。Bluetoothがオンになっている場合は一度オフに切り替えて復旧するか確認しましょう。
【 ホームページ・支払い状況を確認する 】
プロバイダーや回線に通信障害が発生したりメンテナンスが行われていたりしないか、サービス事業者のホームページを確認しましょう。また、プロバイダーやインターネットの回線業者に利用料金が支払われていない場合、インターネット接続が強制的に停止されます。一度、利用料金の支払い状況を確認しましょう。
最後に、ソニックスでネットワーク環境の見直し・サービスを導入頂いたお客様の事例を一部ご紹介します。
お悩み)インターネットやWEB会議システムを利用する中で『 ネットワークのスピードが遅い・安定しない 』といったトラブルが多発していました。
サービス)Nuro Biz・法人用アクセスポイントの導入
効果)回線スピードと安全性の確保
お悩み)アンテナが設置されている場所から離れたところでインターネットを利用すると電波が入りづらい状態でした。
サービス)無線LANのアクセスポイント設置工事
効果)業務効率の向上
以上、Wi-Fiやインターネットが接続エラーを起こした場合に考えられる原因と対処法についてご紹介しました。
― 事前に確認すること(原因の切り分け)
― 繋がらない原因・Wi-Fiルーター
― 繋がらない原因・デバイス
― 繋がらない原因・プロバイダーや回線
― 繋がらない場合の対処法
今回、大きく分けて3つの繋がらない原因と対処法についてご紹介しましたが、状況によってさまざまな原因が考えられます。そのため、再起動や再設定などで簡単に直るケースもあれば対処法を試しても改善されないケースもあります。また、接続エラーが解消しても通信速度が遅いなどの別の不具合を感じるケースもあります。接続エラーが改善されない・通信速度が遅いなどネットワーク周りで悩まれている場合は一度ネット環境の見直しをご検討ください。
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