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【 ついにサポート終了 】Internet Explorerのサポート終了で必要になる対応

2022.06.22

IEのアイコン

2022年6月16日をもってInternet Explorer(IE)のサポートが終了しました。IEはマイクロソフト社が開発したウェブブラウザのことで、インターネットへ接続してウェブページを閲覧する際に使用するソフトウェアです。私たちが普段PCやスマートフォンで何気なく利用しているGoogle ChromeやSafariもウェブブラウザの一種です。一時期はウェブブラウザのシェアが9割以上になるまで拡大したIEですが、サポート終了により今後ウィルスの攻撃を受けるリスクが高まります。
今回はIEのサポート終了にあたり今後どのような対応が必要になるのかご紹介します。

IEサポートが終了した理由

シェア率の低下・衰退

IEのサポート終了が発表されてからこれまでの期間もIEを使い続けている企業は多く存在しましたが、なかなかIE離れできない理由の一つとして考えられるのが金融機関などのシステムがIEに縛られていたことです。
しかし政府や金融機関がIEを推奨している一方、IEはソフトウェアの規格が古く、進化を続ける新たなウィルスや不正アクセスへの対策が万全ではありませんでした。
そのためウェブブラウザの中でシェアが低下・衰退し、今回ついにIEのサポートが終了しました。
さらにサポートが終了したことにより、以降はウィルス・不正アクセスといった何かしらの問題が見つかった場合でも*セキュリティパッチの配布などのサポートが受けられなくなりました。
つまり今後は一気にセキュリティが脆弱化し、サイバー攻撃を受けやすいソフトウェアになります。

≪ 更新:2023年2月21日 ≫
マイクロソフト社は2023年2月14日(現地時間)にMicrosoft Edgeのアップデートを配信し、「IE11」デスクトップアプリを完全に無効化しました。以降ブラウザは強制的にIEからEdgeへリダイレクトされます。

*セキュリティパッチ
公開済みのOSやソフトウェアから見つかった脆弱性を修正・更新するためのプログラムのこと。

サイバー攻撃を受けているイメージ画像

今後どのような対策が必要なの?

推奨されているウェブブラウザ・IEモードの利用

前述のようにサポート終了によりセキュリティが脆弱化するため、今後はサポートが継続している他のウェブブラウザへ移行する必要があります。現在推奨されているウェブブラウザはGoogle Chrome・Microsoft Edge・Mozilla Firefox・Safariなどです。一方、コンテンツ提供者はコンテンツの改修・IE以外の一般的なブラウザでも閲覧できるようにする対策やコンテンツの提供自体を終了するなどの対応が求められています。しかし全てのコンテンツがサポート終了直後に対応できているとは限りません。
そのため万が一サポート終了後にIEのみで動作するコンテンツを継続して利用する場合はMicrosoft Edgeの「IEモード」で閲覧しましょう。IEモードはMicrosoft EdgeのタブでIE専用のウェブページを表示できるEdgeに搭載されている機能です。ただしIEモードも少なくとも2029年までにサポートが終了されることがマイクロソフト社で発表されているため注意が必要です。
また、IEモードを利用するにあたり確認しなければいけないのが組織の設定状況です。企業によっては組織の環境や方針などによりIEモードが利用できないように設定されている可能性があります。そのため自社の情報システム等を管理している担当者にIEモードを利用できるか確認しましょう。

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まとめ

以上、IEのサポート終了にあたり今後どのような対応が必要になるのかご紹介しました。

― IEサポートが終了した理由
― 今後どのような対応が必要なの?

企業によっては業務用アプリや取引先様との関係などからIEに依存し、移行作業を行う際に多大な労力を費やさなければならない可能性があります。しかし今後もIEを使い続けるとウィルスの攻撃を受け個人情報や機密情報などが漏洩するリスクが高まるため非常に危険です。
そのため優先順位を決めながら移行作業やサポート終了後の対策を進めていくことを推奨します。

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