近年、新型感染症の影響により「テレワークを導入している企業」や「状況に応じて営業活動を訪問から非対面形式に変更する企業」が増加しています。その手段として非常に人気のツールがオンラインで打ち合わせするWeb会議です。”新型コロナウィルス感染のリスクが抑制できる”、”場所や移動時間を選ばない”、”コスト削減になる”といったメリットの多いWeb会議ですが、その反面利用者の増加とともにセキュリティトラブルが発生しています。そのためWeb会議を利用するにあたりセキュリティ対策を重視する必要があります。
今回は実際に発生したWeb会議でのセキュリティトラブルを基にWeb会議を安全に利用するために気を付けるべきポイントについてご紹介します。
【 社内LAN・Wi-Fi環境でお悩みの企業様向け ~簡単30秒~ 】
まず、これまでにWeb会議時に発生したセキュリティトラブルの中から2つの事例をご紹介します。
ビデオ爆弾とは、Web会議システムへ不正アクセスし、不快な画像や動画を共有する攻撃のことです。
オンラインでガイダンスや授業を行っている際に『第三者が不正アクセスし無関係な画像や文章を流す』、『教師の個人情報や暴言を吐く』というトラブルが発生しました。
正規版のWeb会議システムになりすました偽ソフトウェアをユーザーを気づかずにダウンロードすることによって起こるケースです。偽ソフトウェアをダウンロードすると、画面にセキュリティ警告と問い合わせ先の電話番号が表示されます。そしてユーザーが記載されている電話番号に問い合わせするとサポート料を請求されるというトラブルが発生しました。
次に、Web会議システムを利用する際に気を付けるべき4つのポイントについてご紹介します。
Web会議中に第三者が不正アクセスするといったトラブルを防ぐために、Web会議のURLやユーザーのID・パスワードが流出しないように管理を徹底しましょう。
旧バージョンのソフトウェアは不具合や改善されたトラブルに対応していないため、必ず最新版のソフトウェアのインストール・アップデートを行い、利用しましょう。
トラブル事例でもご紹介した通り、正規版になりすました偽ソフトウェアや偽サイトが存在します。
そのためソフトウェアは必ず公式サイトからダウンロードしましょう。
施設にあるフリーWi-Fiは誰でも自由に利用できる分、第三者が情報を盗むために利用している可能性があります。そのためWeb会議を行う際のWi-Fi環境にも十分注意する必要があります。
以上、Web会議時に発生したセキュリティトラブルと安全に利用するために気を付けるべきポイントについてご紹介しました。
ー Web会議時のトラブル事例
ー Web会議の利用時に気を付けるべき4つのポイント
働き方が多様化し便利なツールが増えた反面、そのツールを悪用する第三者から被害に遭わないためにセキュリティ対策をしっかり行う必要があります。また、個々のセキュリティ意識を高めることが必要不可欠です。
社内全体で気を付けるべきポイントを徹底して行い、安全にWeb会議を行いましょう。
【 社内LAN・Wi-Fi環境でお悩みの企業様向け ~簡単30秒~ 】