仕事をする上で重要なコミュニケーションツールの一つがメールです。私達の連絡手段として切っても切り離せないツールですが、便利な反面「迷惑メール」の存在が大きな問題となっています。
今回は、迷惑メールが送られてくる仕組みや手口についてご紹介します。
迷惑メールの被害について考えた時に 『有名な企業にだけ迷惑メールが届く』『怪しいメールは件名や本文を見れば見分けがつく』 とご自身には無縁だとお考えではないでしょうか。
しかし、現在は下記3つの仕組みにより無差別に迷惑メールが送られています。
Webサイト上に(お問い合わせフォームなど)メールアドレスを記載しているだけでインターネット上を回っている悪意のあるプログラムによってメールアドレスの情報を自動収集されてしまいます。
メールアドレスをランダムに作成し、自動でメールを送り付けてきます。
既に漏洩しているメールアドレスがリスト化され、更に悪意ある業者へと個人情報が流出しています。
このようにメールアドレスの情報を自動収集したり、ランダムにメールアドレスを作成したり、漏洩した個人情報のリストを活用して無差別に不正な迷惑メールを送り続けています。
無差別に不正なメールを送り続けるだけでなく、送り付けてくるメールの手口も巧妙さを増しており、見極めるのが困難になっています。様々な手口が存在しますが、その一例として*なりすましメール や *フィッシング詐欺 があります。
世間的には“怪しいと感じるメールは開封してはいけない”、“不用意に添付ファイルを開いてはいけない”ということを知っているはずですが、現在でも*マルウェアに感染する多くの原因は【メール】なのです。また、おそろしいことに仮に感染している場合でも、相手に気づかれないように密かに活動する*マルウェアも存在します。
*なりすましメール
実在する企業を装って請求書・納品書・商品確認などを送りつけてきます。
*フィッシング詐欺
偽装サイトにアクセスするよう誘導し、個人情報やクレジットカード情報などを入力するよう誘導してきます。
*マルウェア
相手のパソコンを攻撃したり、情報を抜き取ったりするプログラムのこと。
以上、迷惑メールの送られてくる理由と手口についてご紹介しました。
ー 迷惑メールが送られてくる3つの理由
ー 迷惑メールの巧妙な手口
迷惑メールは無差別に送り付けてくるため、つねに被害に遭う可能性があります。またメール内容自体も悪質でより巧妙な手口へと進化を続けています。
「気を付ける」という意識だけでは防御するのに限度があります。安心してメールをご利用頂くために、『そもそも迷惑メール自体を受信しない』メールセキュリティサービスを利用することを推奨します。